初心者はプログラミングスクールで学ぶのが一番である理由

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本記事はこんな人にオススメ!
  • IT経験ゼロでシステムエンジニアへの転職を考えている人
  • プログラミングスクールの利用を考えている人

IT経験ゼロの人がシステムエンジニアに転職をする場合、
プログラミングスキルをどのように身につければよいのか?で悩むと思います。

プログラミングスキルを身につける選択肢は、

  • プログラミングスクール
  • TimeTicketなどによる個人レッスン
  • 書籍やオンライン教材による独学

などが考えられます。

私は現役システムエンジニアとして、IT未経験の人にはプログラミングスクール」での学習をお勧めします。

以下に、その理由を解説します。

なぜ、プログラミングスクールが良いのか

大きく分けて5つのポイントがあります。

正しい技術知識を身につけられる

プログラミングスキルを身につけるとき、

「書籍をみながら勉強して、分からないことはGoogle先生で調べれば解決でしょ!」

なんて思っていたりしませんか?

たしかにGoogle先生は優秀なので、専門用語の意味やプログラムの実装方法などを調べるだけなら、ある程度は解決できると思います。

しかし、ITの世界ではその時のシステム要件やプログラムの作りによって複数の選択肢から1つの最適解を選択しなければならないケースが多々あります。

これをGoogle先生で調べて最適解を導こうとするのは非常に難しいです。また、誤った理解をしてしまうことにもつながります。

これについては独学では防ぐのが難しいため、プログラミングスクールや個人レッスンなどでプロからレクチャーを受けるのが手っ取り早いですし確実なのです。

生半可な知識を身につけただけでは現場では通用しないため、しっかりと正しい技術知識を身につけることが重要です。

もちろん、独学でもある程度の技術知識を身につけることはできますが、IT未経験の人が独学だけで正しく理解するのは不可能に近いと思います。

フィードバックをもらえる

フィードバックの有無というのは成長に直結するため非常に重要です

「フィードバックなんてなくても、作成したプログラムが動けばいいじゃん!」

なんていう考えを持つ方もいると思いますが、作成したプログラムが正常に動くのはIT業界では必要最低限の要件であり、当たり前のことです。

車で例えると、新車で購入した車のアクセルを踏めば前に進むということ。
当たり前のことですよね。

押えるべきポイントは、プログラムというのは作成期間よりも保守運用期間のほうが圧倒的に長い、ということです。

つまり、プログラミングするときは、「正常に動くプログラムを作成する」ということだけではなく「保守運用しやすいプログラムを作成する」ということも意識する必要があります。

いわゆるスパゲティコードなどの可読性の低いコーディングをしているようでは、エンジニアとしては半人前の状態です。

正常に動くプログラムを作成する」というのは、プログラムを動かせばわかることなので独学でも確認できます。

しかし、「保守運用しやすいプログラムを作成する」というのは独学で学ぶのは難しいでしょう。理由は、

  • 作成したプログラムを誰かに見てもらう機会がない
  • 書籍やネットを活用して独学で調べても理解が追い付かない

ということが挙げられます。

どんな分野でもそうかもしれませんが、プログラミングスキルを身につける場合、他人からのフィードバックは非常に重要なのです。

そのため、作成したプログラムを見てもらえるオンラインスクールは非常に有効です。

また、この点については個人レッスンでもフィードバックを受けることができるため問題ないでしょう。

幅広く技術を身につけることができる

プログラミングスキルといっても、単純にロジックを組める程度のレベルではスキル不足です。

実際にWebシステムやスマホアプリを開発する場合、使用する言語(HTMLやCSS、Java、Rubyなど)の理解のほか、性能やセキュリティ、メモリ効率など、ロジックを組む上で意識しなければならないことがたくさんあります。

もちろん、初めからすべての知識を網羅することは不可能ですが、少なくとも性能やセキュリティ面はさまざまな場面で関わりがありますので理解しておくべきでしょう。

しかし、これらを独学で学習するには相当な時間が掛ることや、誤った情報を覚えてしまうというリスクもあります。

こうした問題もプログラミングスクールであれば、開発に必要な知識がカリキュラムに含まれているため、極力漏れなく学習できるでしょう。

もし独学で進める場合は、一度個人レッスンなどで必要な知識や学習スケジュールについて経験者からアドバイスをしっかりともらうことで対応できます。

実践的な経験を積むことができる

独学でも頑張ればWebアプリやスマホアプリなどのモノを作り上げられるのでは?

と思ったら大間違いです。

サーバやデータベースなどのプログラミング以外の知識も必要となり、経験者による支援がないと独学ではかなり難しいでしょう。

プログラミングスクールでは、カリキュラムにもよりますが実際にモノを作り上げるところまで経験できるため、多いです。

特に、実際にモノを作り上げる経験をすることで、モチベーションが向上します。

また、実際にモノを作った経験があると転職の時にアピールしやすくなります

ポートフォリオにすることで信頼を得られる

本記事をご覧になられている人は、他業種からシステムエンジニアへの転職を考えている人が多いかと思います。

実際に転職をする場合、面接などを通じて企業に気に入られる必要があるわけですが、例えば

Aさん
Aさん

○○というプログラミングスクールで○○の知識を身につけて、実際に△△アプリを開発しました。

Bさん
Bさん

独学で○○というプログラミング言語を学び、実際に△△アプリを開発しました。

という人が面接に来た時に、どちらを採用したいか?を考えるべきです。

面接官から見ると、Bさんはどの程度のスキルを保有しているのかが分かりづらいです。

Aさんの場合もスキルの詳細は分かりませんが、「プログラミングスクールでプロからレクチャーを受けた」という経験は、少なからず面接官の心に響くでしょう。

プログラミングスクールに通った経験というのは、言い換えれば一種の資格を取得したのと同じである、と考えてもいいのかもしれません。

最近は、会社が求めている技術知識を保有しているかどうかチェックするために、面接時に面接官から技術的な質問をされることがあります。

実際に技術知識を保有していないと面接時・入社後に困ってしまうので、プログラミングスクールを卒業している、というステータスに安心せずにしっかりと知識を身につけましょう。

プログラミングスクールの選び方

最近は、国がIT人材不足に対応していることもあってプログラミングスクールの数も飛躍的に増加してきました。そのため、

「プログラミングスクールが多すぎて、どれを選べば良いのか分からない」

という人が結構いると思います。

そこで、簡単にプログラミングスクールを選ぶ流れを解説します。

①分野を決める

システムエンジニアといっても、スマホアプリ開発、Webアプリ開発、パッケージ開発など色々な職種があります。

また、スマホアプリであればゲームやECサイト、Webアプリ開発であれば公共事業や銀行系など、会社によって開発するシステムの特色も異なります。

システムエンジニアとしてどの分野で活躍するのかを決めないと次に進めないため、まずはどういったモノづくりをしてみたいのかを考えるところからです。

②必要な技術知識を調べる

分野を決めたら、必要な知識を調べましょう。

理由は、プログラミングスクールを選ぶときにカリキュラムに含まれているかどうかを確認するためです。

ただし、細かな部分まで調べるのは難しいと思いますのでほどほどに調べて、プログラミングスクール入会前に、説明会や面談などで「必要な技術知識を得られるのか?」を確認するのがベストです。

③プログラミングスクールのタイプを決める

自宅にいながら学習できる「オンライン」型か、決められた教室に通う「オフライン」型の2択から選ぶ必要があります。

簡単にそれぞれの特徴を記載します。

オンラインの特徴

通学時間がなく自分のペースで進められるため空き時間を活用できる反面、
モチベーションを保つのが難しい。基本的にオフラインより受講料が安い。

オフラインの特徴

講師と直接会話できるため理解が深まりやすい反面、通学の手間が掛かる。オンラインより受講料が高い。

最近は手軽に始められるオンラインのほうが人気ですが、あくまでプログラミングを学ぶことが目的であることを考えると、予算や時間に余裕がある場合はしっかりと学習環境が整っているオフラインをお勧めします。

④予算を設定する

スクール毎、またカリキュラムによっても金額が異なるため、お財布事情に応じて設定しましょう。

予算に関しては下記のサイトが参考になると思います。

外部サイト:プログラミングスクールの費用相場は?種類毎に解説

⑤カリキュラムを確認する

各スクールにはさまざまコースがあり、それぞれのコースには詳細にカリキュラムが定義されています。

JavaやPythonなど言語に特化したコースも良いですが、システムエンジニアはプログラミングだけがお仕事ではないため、下記のような全般的なコースもお勧めです。

  • ITエンジニア統合コース
  • Webサービス開発コース
  • スマホアプリ開発コース

こういったコースは幅広く知識を学習できる反面、プログラミングに関しても学べるため、実際の現場で活用できる力をつけることができます。

⑥サポート体制を確認する

スクールによってサポート体制が異なります。

重視すべき点は人によって異なると思いますが、例えば

  • どのような経歴を持ったメンターがいるのか
  • オフラインの場合、受講生とメンターの割合はどの程度か
  • スクール卒業後も質問できるアフターサービスはあるか
  • 転職や就職、独立に対するサポートはあるか

などは意識してみるとよいでしょう。

また、それぞれのサポートが金額に含まれているかどうか確認するようにしましょう。

⑦複数のプログラミングスクールを比較する

プログラミングスクールは無数にあります。

受講料は決して安い金額ではないため、インターネットで比較するほか、最近は無料で相談会や面談を実施しているスクールもありますので、気になる場合は直接相談してみると良いでしょう。

おすすめのプログラミングスクール

私がお勧めする、入学前に無料で相談会や面談ができるプログラミングスクールをご紹介します。

.Pro(株式会社D-ing)

人口知能や機械学習に特化したPythonコース、プログラミングの基礎から幅広くスキルを身につけることができるフロントエンドコースの2種類がある、オフライン型のプログラミングスクールです。

それぞれのコースは6か月という密度の高いカリキュラムが用意されている。
受講生は10名限定と指導のクオリティを意識しており、転職や就活・独立へのサポートも充実している。
カリキュラムが充実していることもあってそれなりに予算が必要。

AI分野を仕事にする場合は納得のいく講義を受けることができるでしょう。
現在、無料で個別相談会も実施しています。

外部サイト:.Pro(株式会社D-ing)

TECH CAMP(株式会社div)

実績、知名度も高く、業界最大級のプログラミングスクールです。Webサービスを開発できる汎用的な知識を身につけることができるオンラインとオフラインの両方に対応したスクールです。

教室での指導とオンラインの両方に対応している。
現役エンジニアと教育専門のメンターそれぞれが在籍しており、気持ちよく学習できるために力を入れている。
教室は一部の都市にしかないため、遠い場合はオンラインでの利用のみとなる。

Webサービス以外にもAIやデザインについても学べます。
今すぐにオンラインによる説明会(動画)を無料で視聴できます。

外部サイト:TECH CAMP (株式会社div)

Tech Boost(株式会社Branding_Engineer)

エンジニアに特化したキャリアサービスを提供している会社が運営しています。Webアプリだけではなく、AIやブロックチェーンなど今話題の先端技術も学べるオンライン型プログラミングスクールです。

メンターは全員現役エンジニア。卒業生や大学生メンターはいないため、現場の活きたスキルを学べる。
経験豊富なアドバイザーによるキャリア面談のほか、エンジニアの人材領域に特化した人材紹介サービスも利用でき、就職まで見据えることができる。
メンターに教育専門の人がいないため、分かりやすく教えてもらえるかどうかが不安。

システムエンジニアへの転職を考えると、人材紹介サービスは魅力的です。
無料説明会や無料カウンセリングも行っています。

外部サイト:Tech Boost(株式会社Branding_Engineer)

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